ごあいさつ

「懐かしい思い出探しの博物館」

大分合同新聞 2021.1.23より転載

  20年ほど前まで色々な人に「金を使って全国回って”ゴミ”を集めてどうするの」と言われてきました。

 私にとってはどれ一つをとっても”ゴミ”ではなく「懐かしい思い出がくっついた品」。これを捨てるということは思い出も捨ててしまうという思いでした。  

今では集めた品々は30万点以上、そのうち約6万点を現在開館している「駄菓子屋の夢博物館」(大分県豊後高田市昭和の町)で展示公開しています。 

時代が変われば人の考えも変わるものです。10年前までは「ゴミを集めて…」と言っていた人たちが ”ゴミ”を「お宝」だとか「先見の明」だとか。 

物の価値は”金額の高い安い”で決めることもあるでしょうが、私は”ゴミ”と思える品物でもそれに「どれだけ多くの人々の懐かしい思い出がくっついているか」に依ると考えています。     私は「品物」を集めたのではなく「懐かしい思い出」を集めてきたと思っています。

今でも「懐かしい思い出探しの旅」は続いています。 

皆様、九州の泉都(温泉)大分県(別府温泉、湯布院・・)豊後高田市昭和の町へ一度お越しください。昔懐かしい”昭和の町”の人々とその拠点施設である「駄菓子屋の夢博物館」館員一同 心よりお待ちしております。

 

駄菓子屋の夢博物館

 館長 小宮裕宣

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